結婚相手はいらないが、鏡を一枚ください…

皮革製品っていうのは結婚に似ている

10年「保つ」とか一生「保つ」とか、あるいはホンモノ志向だとかそういう名目のもとに、

俺とともに生きてくれ!俺色に染まってくれ!我が人生の伴侶になってくれ!

っていうエゴイズムに似た哀愁を死骸の皮膚に押し付ける。


たいていの人生には御守りが必要のようにおもいます。

人間だろうが物だろうが あるいは脳に巣食うなにかだろうが

とにかく御守りが必要で、それを探し上手に創り上げるのはなかなか手間がかかります。

わたしはいまだにちょうど良い御守りを持てずにいます。

もっと正確にいうと、材料しかありません。

ほんとうなら、御守りなんていりませんよと言い切れるくらいの人生もまた良きかなとおもいますが、現時点ではむずかしいです。


旅行かばんを選ぶ基準は

ぬいぐるみが入るか否か だよな…