「なんとなく」っていうよくわからない理由で腕切りしたくなる夜、
きっと、これは、夏が終わるからだ……。
時間に追われて、季節に追われて、
いつだってクズの香り漂わせて、
こんなはずではなかった。
しかしどんなはずだったのか、よくわからない。
もっと、もっと考えねばと思うが、
しかし、考えすぎだと指摘される。
間違っている。わたしが。
4月のほうが良かったと言われた。
確かにそうだった。
何の違いか、恐ろしい。
ただ、傷が増えた。
何かが変わった。
変わりたくないなどと言うまい、
わたしは、ただ、すべてが恐ろしいだけなんだ…