何と無く、ゆるりと進んでいるようで、実際のところ足踏みと後ずさりしかしていない。

ずいぶん不毛な浪費方法だなと思う。


怖いことはたくさんある。

嫌なこともたくさんある。

意味もわからないまま、いろんなものを引きずっていくのは、きっとすごく愚かなこと。


相殺に必要なのは、認めること、思い出すこと。

それができるのなんて、もしかすると、記憶をすべて消さなきゃならないかもしれない。